野球の部屋

投球制限

  • 野球よもやま話
  • 著者:若林憲一
  • 日付:

最近、投球制限についての話題が多いですね。これは、投手の傷害予防を考慮したもので、多くは、一試合での投球数のことを問題にしています。しかし1試合だけで問題は解決するのでしょうか?先発投手、リリーフ投手の違いや年齢、チーム事情によっても一概には、解決しないような気がします。もちろんその投手の過去の投球数やフォームにより影響も異なると感じます。例えば、現在の指標である1試合100球という投球数制限の根拠はどこにあるのでしょうか?100球なら毎試合投げても大丈夫と考えてしましますが、そういうことではないですよね?逆に一試合の投球数より登板間隔が空いたほうが良いというプロ野球投手もいます。1試合100球の根拠となるものは、いくつかの研究結果をもとにしているようですが定かではありません。ある説によると投球数と防御率悪化の関係のデータで防御率が100球を境に悪くなるというものです。そこに投手の故障との関係をあてはめたところ故障した投手と故障しなかった投手の割合で1試合あたりの投球数100球という基準になったというものです。しかしもともと投球数と防御率の関係を表したものであったことから1試合ではなく出場したすべての試合が対象とならなければ投球傷害については正確ではないという意見もあります。(プロ野球の場合、高校や大学、マイナーリーグでの投球数も考慮する必要があるということ)投球制限についてあるプロ野球選手は、「1試合の球数は、あまり関係ない。120球、140球を投げても、中6日あれば大丈夫」と間隔を空けることが重要と述べています。リリーフ投手は、試合で30球しか投げなくてもブルペンでは50球投げているかもしれない。また、肩を作るうえで毎日50球程度は投げていると思います。プロ野球のあるリリーフ投手が、「試合で投げた日の疲労度を100とすると投げなかった日の疲労度は、80くらい。」といっています。1試合の投球数もあると思いますが、試合の間隔、年齢やその選手の過去の投球数データ、フォームなども考慮する必要があります。しかしとりあえず我々、小中学生を指導する素人としては、70球程度、100球程度、連投や投げすぎは控えるといったあいまいなところからでも投球傷害を予防することが必要ですね。

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