野球の部屋

アメリカの打撃練習

  • 野球よもやま話
  • 著者:若林憲一
  • 日付:

ジュピターでドラフト候補のボールを受ける鈴木コーチ

2月23日宮崎でWBC侍ジャパン強化合宿がスタートしました。テレビやインターネット侍ジャパンオフィシャルサイトなどでもその様子が伝えられています。そんな中、テレビで見たのですが、侍ジャパン稲葉打撃コーチが青木選手からの提案でアメリカの打撃練習方法を取り入れていました。通常の打撃練習では、18.44mかやや近いところから投手が投げたボールで打撃練習を行いますが、アメリカの打撃練習は、3~4m手前から投げます。ボールのスピードは、そんなに速くはないですがスナップスローで「ピッ」っと投げるスピードです。メジャーリーグだけではなく、高校生や大学生も同様です。15年ほど前にフロリダのジュピター(マーリンズ、イチロー選手のキャンプ地)でPerfectgame社が主催する全米高校生のトライアウトゲームにかかわったことがあります。全米からドラフト候補が参加し1週間チャンピオンシップを競う大会で、日本には、高野連がありますがアメリカにはそのような組織はなく野球ビジネスを行う企業が大会を開いています。その大会に参加している選手が、野球場の周りにある「鳥かご(打撃練習用のゲージ)」で練習しているのを見ていたのですが、13~14mくらいのところから変化球も含めて、結構早いボールを打っていました。この練習では、タイミングの取り方を注意しないとボールに差し込まれます。また、当てるだけでは力強い打球が飛びません。頭で考えるより体が反応するような練習方法でとても効果があります。私もこの練習方法を取り入れています。ちなみにこの年の大会では、後にヤクルトに入団したミレッジ選手が全米ドラフト上位候補で招待参加していました。

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