野球の部屋

走塁のファインプレー

  • 野球よもやま話
  • 著者:若林憲一
  • 日付:

5月24日のプロ野球DeNA×中日戦で、素晴らしい走塁が2つありました。既に報道されていますのでご存知の方も多いと思いますが中日のドラフト2位ルーキーの京田陽太内野手の走塁です。一つ目のプレーは、3塁打で3塁進塁後DeNA内野手のカットプレーが、もたつく間にホームを陥れたプレーです。右中間を抜けた打球ですので3塁打は仕方ないのですが、守備側のカットプレーに問題があったようです。このケースでは、打者走者は3塁ベースでスピードを緩めています。カットマン(2塁手)は受けたボールをホーム(一つ先の塁)に返球するのですが、3塁で走者が止まっていたため直接ではなく2人目のカットマン(この場合は、一塁手)に返球するか自分がボールを持ち走者をけん制しながらホーム方向に距離を詰めるのがセオリーです。しかし一塁手がカット位置にいなかったことと距離を詰めることなくその場で立ち止まったようです。その一瞬のスキを突かれました。京田選手のファインプレーですね。かたや守備側のボーンヘッドです。二つ目は、京田選手が2塁走者の時に、捕手のパスボールがありました。ボールは一塁ベンチ方向に転がっています。京田選手は、一気にホームに生還しましたが、このプレーは走者にとってとても難しい判断が必要です。すでに3塁に到達していますので走者からは、一塁方向に転がっているボールは三塁側とは違いボールの位置とホームベースまでの距離感がつかめないからです。しかしスピードを緩めることなく一気にホームを狙いました。二つ目のファインプレーです。京田選手のスキがあれば一つでも先の塁を狙うという姿勢の表れでしょう。ホームランや投手に注目は集まりますが、スピードのある走塁も野球の醍醐味のひとつですね。

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